【レビュー】バグダッド・カフェ
物語の前半と後半で印象が様変わりする。
この、人間関係においても言える事が、詰まっている。
他人に受け入れられるか否か。
世界はそこから、見せ方を変える。
ラスベガス近郊のバグダッドカフェに、
砂漠のハイウェイに置き去りにされた主人公が辿りつく。
車もなしに歩きで来た彼女について、
女主人は警戒し続けるが。
前半の、違うコミュニティにおける疎外感。
後半、受け入れられた主人公の優しい顔が印象的。
人がどう生きるかは、感情の擦り合わせが不可欠だ。
有名過ぎるコーリング・ユーも、流石の名曲。
数少ない楽曲の、華の添え具合が美しく。
時間軸の経過具合の見せ方も、そっと触れるかのような。
なんとも、ゆるゆると流れていく作品。
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2003/04/25
- メディア: DVD
- 購入: 8人 クリック: 146回
- この商品を含むブログ (200件) を見る
バグダッド・カフェ ニュー・ディレクターズ・カット版 Blu-ray
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2010/06/26
- メディア: Blu-ray
- 購入: 6人 クリック: 52回
- この商品を含むブログ (23件) を見る