【レビュー】トロンレガシー

前作観てからの方がよかったなあ、と開始10分程で後悔した。
フューチャーされている部分が多すぎるので、その方が純粋に楽しめたろうと。

前作主人公が失踪してから20年余りが経ち、残された息子は捨て置かれたと感じる気持ちがこじれてしまっている。(父親が残した会社に対しても、筆頭株主であり興味があるのに、素直に関われない)
そんな中、父の旧来の盟友に促され当時のゲームセンター跡に向かった所、隠されたラボを発見し…

CGなどのクオリティもさることながら、楽曲の印象が強い。
ダフトパンクを知るきっかけになった事に満足)
メインテーマが決まっていて、重要なシーンには必ず繰り返し使用される作品も多々あるが(モチーフ推しだったり)、今作はエレクトロ?という統一感。
ある意味、近未来な世界の中で、非常にマッチしていたように思う。

父親との邂逅に、純粋に涙を流せるのは、ちょっとうらやましくもあり。
20代後半の男目線を考えると、そう素直にはなれないもの。
幼少期に抱いていた尊敬の念が、ずっとあり続けていたからこそ、かな。

しっかし、最後の辺りの死亡フラグの数々は観てて辛かったなあ。
過去にとらわれてしまったフリンはもう現実へ帰って来れないんじゃ…といった思いが常に頭をよぎっていた。
トロン自身も最後の最後だけかあ、と。もうちょい見せ場あっても良かったよね。

現実世界での肉体の具象化は、まあ、ご都合主義という事でw

映画館で観ても、まあ、楽しめたと思います。

トロン:レガシー オリジナル・サウンドトラック

トロン:レガシー オリジナル・サウンドトラック