【レビュー】ファイト・クラブ

前半のサブリミナルが気になって気になって。
あれ、結局タイラーなわけか。

主人公(名前で呼ばれない)は高級家具や服に囲まれた生活をおくっていたが、
常時不眠症だった。
医者に勧められ、参加した自助グループで束の間の安息を得るものの、
明らかに場違いな女が現れてから、彼の平穏は失われる。
また、時同じくして、飛行機の中で出会った男との関係性との結果、
思ってもみない方向に話が進んでいく事になる。

初見ではわからなかった所が、回を重ねるごとに少しづつ理解出来る。
ファイトクラブを始めてからの、主人公の客観的かつ、
疎外感のある立ち位置が、収束への伏線ともなっている。

観る側の感性、感情、知識、思考、その他諸々で、
映画というのは受ける印象が全く違うのだな、とつくづく思わされた。

あなたは、ホーデンさんです。