【レビュー】ジャッカルの日

すれっすれの、ギリギリで暗殺を達成出来そうな、
本当にあと一歩、と。
暗殺者側も、警察側も、お互いなんと優秀な事か。
どちらの視点からも感情移入出来るのは、
中々面白い。

舞台はフランス、1962年に終わった戦争の後、
大統領であるシャルルドゴールの暗殺に立て続けに失敗した為、
凄腕の暗殺者を雇う所から話は始まる。
史実をベースに書かれた原作に基づき、
着々と準備をする様が描かれる。

用意周到に行われる下準備の数々は、
後になって、ああここで用いるのか、等の、
パズルでピースをはめていく感覚に近い。
こういったストーリーには欠かせない、
男女の話も添え物として。

また、リチャード ギア、ブルース ウィリスでリメイクしているそうな。
併せて観るのもいいかもしれない。

ジャッカルの日 (角川文庫)

ジャッカルの日 (角川文庫)