【レビュー】硫黄島からの手紙
自らも属す20、30代の世代において、
当時の知識は触り程度にしか知らない場合が多い。
硫黄島でどのような戦いがあったのか、
逆輸入的に学ぶ事になるのも、ある意味面白いが。
クリントイーストウッドがメガホンを取った、
「父親達の星条旗」との連作。
こちらは日本側の視点で描かれ、
アメリカ兵はあまり明示的(キャラクター)としては登場しない。
彼等がどのように戦い、どのように散っていったか。
当初は流石にアメリカ側からの視点なんだろうと勘ぐっていたが、
話が進むにつれ、そうでもない事が分かる。
きちんと、互いの負の遺産を取り上げているという点において。
世の中に起こりうる全ての事象は多面性を持つ。
立場が違えば、同じ事でも全く異なって映る。
そんな当たり前の事を、改めて考える機会として、どうか。
自身の糧になるのではないだろうか。
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