【レビュー】リベリオン
なんともニヤニヤしてしまうのである。
良くも悪くも。
B級的魅力と、残念な部分とが上手い具合に均衡を”取れてしまった”。
争いのない世界を作るため、
薬物投与と、芸術の放棄により人間の感情が抑制された社会。
感情がある、と判断されれば、捜査官により抹殺される。
主人公は捜査官の中でもトップクラスの実力者であったが、
ある事件をきっかけに体制に歯向かって行く。
特筆すべきはアクションに関する設定の数々。
中でも「ガン=カタ」と呼ばれる銃を用いた武術については、
苦笑と賞賛の両方を持って評価されるのではないか。
また、連続して撃ち続けた重火器の銃口が、
赤熱するシーンはリアリティに溢れる。
そういった部分は、面白いのだ。
歌舞伎の面取りや、日本文化に影響された良い所も多々あるが、
全体的に矛盾点や不備が多すぎる事で質的にはどうか、と。
ある意味、トガッたSFアクションを観たいのであれば、
まあ、オススメしてみようではないか。
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