【レビュー】猿の惑星: 創世記
今までのシリーズを知っているかどうかで印象が変わる気もするが。
本作だけでも、まあ、うーん、といった所か。
トリビュートといった方がしっくりくるかもしれない。
アルツハイマー治療の新薬実験で驚異的な知能向上を見せた猿の子供が主役。
シーザーと名付けられた彼は、成長するにつれ、
自らの存在意義に悩みだす。
決して人の世に相容れる事のないシーザーは、
ある出来事をきっかけに捕らえられてしまい…。
シーザーを含む猿は役者にCG処理を施しているものだが、
これがもう見分けがつかないレベル。
後半に至っては若干擬人化の具合が鼻につくものの、
怒濤の勢いにあっという間にエンディングを迎える。
人間においても言える事だが、
寄る辺のない環境において、窮地に陥った際にどのような選択を取れるかが、
個としての意味を決める。
そういった視点で見た場合、シーザーは充分に人と同等だ。
また、以降シリーズ物として続いていくのではないだろうか。
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