【レビュー】トレインスポッティング
全体を通しての疾走感。
悪辣とさえ思えるシーンですら、軽快な曲調の音楽によって、
スタイリッシュな何か、へと変貌する。
ヘロイン中毒の主人公とその仲間達。
彼等の生き様は、他に選択肢がなかったのかとも思えるが。
認識出来る現実、選択肢はそこだけしかなかったのだろう。
退廃、ただ流れ去って行く時間の中、
変化を求めて一歩を踏み出してみるが…。
音楽に関しては上述の通り。
映像自体も目を見張る様な演出が多々。
尺の短さも相まって、あっという間に見終わる印象。
ラストシーンの語りは、本質は何も変わっていない事を彷彿とさせた。
ロッカーの中身を取り出したスパッドのニヤケ面が、
上手い具合に物語を締めくくる。
オススメです。
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