【レビュー】ボビー・フィッシャーを探して
天才の苦悩、と言ってしまえばそれまでではある。
幼い少年が主人公となっている事で、善悪(選択)においても、
純粋かの様に見える。
ある日、たまたま見かけた公園での賭けチェスに参加した主人公が、
周りも目の見張る様な活躍を見せ、
すぐにボビー・フィッシャーの再来だ、と騒がれるようになる。
その後、支えてくれる父親、厳格なチェスの師匠(マスター)、
賭けチェスの友人に支えられ、
勝つ事、ひいては成長していく事に向き合って行くというストーリー。
天才が主人公の話は、成功と挫折の二択しかないように見えがちで、
努力の部分もあまりクローズアップされない。
あまり共感を生めない、という点で、ヒーローものと大差ない。
そこに、どう感じる、どう受け取るか、は観る側の視点次第でしょう。
チェスを続ける、そう決めたんだ。
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