【レビュー】ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル
はっきり言おう。
今作は、当たりだ。
年季の入ったトムが、
これでもかと言わんばかりに駆け回る。
ありきたりな、チープな演出も影を潜め、
また添え物の色恋沙汰もカット。
アクション大作らしい仕上がりだと感じる。
物語はロシアの刑務所に”なぜか”収容されているイーサンを救出する所から始まる。
直前に核兵器の発射コードが盗まれた為、
奪還するべく彼の尽力を仰ぐ、と。
国家、引いては世界の危機をわずか数人のチームで対処するあたり、
ある意味こういった作品もセカイ系。
ところが、侵入したクレムリンで情報を得られず、
あろう事かテロ爆破の主犯に祭り上げられ…。
IMFのバックアップを受けれなくなった主人公達が、
どのように事件を解決するのか。
特筆すべきは、やはりドバイの高層タワーでのアクションか。
あれだけの高さを身一つでよじ登る姿は、
はっきり言って狂気の沙汰。
帰還する際にロープの反動を使った大ジャンプは、
映画史に残るのではないか、といったレベルのハラハラ感。
思わず声が出た。
シリーズを通して4作目である本作。
全体を通して若干間延びしている部分も見受けられるが、
充分以上の出来ではないか。
ラスト直前のカメオ出演も、
前作を予習していれば尚嬉しく。
時間があるなら、通しで観る事を強くおススメする。
- アーティスト: マイケル・ジアッキノ
- 出版社/メーカー: Rambling Records
- 発売日: 2012/01/25
- メディア: CD
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